たかが取説、されど取説。

 先日、facebookページで「取説」なるものの話題が出ました。
 取説とは、取り扱い説明書の略語で、仕事上、私たちがよく使う言葉ですが、これは、リフォームをした際の、システムキッチン・システムバス・換気扇やガスコンロ、給湯器や電動シャッターなど、あらゆる設備機器についています。

 もちろんリフォームに関係ない商品にも、ついてきますんで、自宅の引き出しって、すぐに取説で満杯になっちゃいますよね。満杯になって次が入らなくなってから、やっと、底の方の、いつ買ったのか、もはや忘れてしまっているような古い商品の取説を捨てることになるのは、私だけかもしれませんが(^^

 取説って、忘れたころに必要になるから、捨てられなくて困るんです。
 とくに給湯器関係は、今年の寒さであちこちで配管が凍り付き、給湯リモコンにエラーマークが!

 というときに、ないと本当に困るのが、たかが取説、されど取説。
 
 その取説。
 これはじつは、その商品を買ったお客様の、れっきとした財産なんですね。

 所有権はお客様にあり、たとえばリフォーム工事をしたとしても、施工店である私たちが、お客様の代わりに預かったり保管したりすることは、できないものなのです。

 だから、商品が故障したりしたとき、取説や保証書がないと本当に困ります。いまでこそ、商品によっては、インターネットで品番を検索すれば、それ用の取説を閲覧、ダウンロード、印刷できるものまでありますが、ほんの数年前までは、再発行に500円くらいかかっていました。

 お金がいるなんて思いもよらないから、お客様もびっくりされます。

 そんな取り扱い説明書。インターネットで閲覧できるようになった今でも、基本的には個人所有の財産とみなされるので、面倒でも、たとえ引き出しが満杯になっても、商品をご使用中は、捨てずに保管・管理をお願いします。
 インターネットサービスは、新しいサービスができたと思ったら、あっというまに無くなったりするので、まったくあてにできません(^^;

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