リフォームと税金のお話 2

 今回は、気になる「消費増税についてです。

 消費増税、来年の4月1日に8%に切り替えられると仮定して、リフォーム工事をする場合、どのように計画すればいいでしょう。

ズバリ
 来年、平成26年の3月31日までにリフォーム工事の完成・引渡を行えば、工事代金にかかる消費税率は5%です。
 つまり、来年3月31日までに工事が終われば、今と同じ税率でOKとなります。

 これが、1日遅れの4月1日に完成引渡をしたら、たった1日の差で、消費税が8%かかってしまいます。

特例措置として、「平成25年9月30日までに工事請負契約すれば、完成引渡時期が平成26年4月1日以降になっても消費税は旧税率の5%が適用される」とありますが、これは新築の注文住宅を契約する場合に適用され、工事期間が2〜3ヶ月のリフォーム工事は適用外とされると考えた方が良いようです。

 ですから、住宅改修や、増築などをお考えの方は、是非お早めに計画を具体化されて下さい。
 弊社にお問い合わせいただいて、実際に工事が完成するまで、500万円程度の工事なら、やはり3ヶ月ほどかかります。

 【1】初回面談
    ↓翌日
 【2】現場調査
    ↓1週間程度
 【3】見積提出
    ↓プラン変更・見積変更で、1週間〜1ヶ月程度
 【4】契約
    ↓商品の納期、職人の手配等で、2週間〜6週間程度
 【5】着工
    ↓工事内容によります(2週間〜2ヶ月程度)
 【6】工事完成お引き渡し

 
 それに、今からいわゆる「かけこみ需要」が増えてくるので、業界全体で「職人不足」が加速します。加速するという書き方をしたのは、現状、すでに職人不足は始まっているからです。
 今年は春頃から新築ラッシュが始まり、大工さんや板金屋さんなど、腕のいい職人さんほど、工事予定を入れ込むのが大変という状況が、ずっと続いています。

 いくら良い提案をし、価格的にもご満足いただけるプラン見積をお作りしても、それを形にする職人さんが手が回らない状況では、完成度の高い工事をご提供できません。

 大きなリフォームをお考えの方は、ぜひ、お早めにご相談下さいませ。
 来年に入ってからのご相談では、3月31日完成引渡に間に合わない可能性の方が高くなります。
 消費税を5%に抑えるためには、遅くとも今年の10月までには、お問合せいただきたいと思います。
 なにとぞご了承下さいませ<(_ _)>