「プロジェクトA補助金リフォーム大作戦!」その4:補助金の交付申請完了しました!

その3の続きです。
最近、なかなか時間が取れず、リアルタイム進捗報告が遅れがちです。
これでは現場の緊張感が、皆様に伝わりません。

それでは、さっそくはじめます。
2月2日のインスペクションが終わると、次は補助金の申請作業です。

長期有料住宅化リフォーム補助金は、いくつかの申請タイプに分かれていて、私たちが申請するのは「評価基準型」と呼ばれるタイプです。
毎年6月から7月のあいだに補助金の公募が始まり、「評価基準型」は、あらかじめ1年分の補助金枠を確保する形で応募します。
たとえば、今年度は500万円分の補助金を使って7戸の住宅改修をしますので、その分の予算をつけてください。みたいな申請をするのです。

補助額は一戸あたり100万円が上限なので、住宅改修の内容によって補助額は50万円から100万円までいろいろです。
その合計額が500万円になるまで、テイキング・ワンで使えるように申請していました。

「評価基準型」の交付申請手続きの流れです。
1 事前審査を申し込む
2 事前審査でOKが出たら交付申請書を郵送する
3 交付申請の受理確認書が届いたら、着工できる

Aさま邸は、2月2日にインスペクションを実施して、翌日からさっそく事前審査依頼書の作成に取りかかりました。2月6日に依頼書が完成し、郵便局の特定記録郵便にて、事前審査事務局に郵送しました。
なぜ特定記録郵便で送るかというと、この方法で送れば、何日の何時に事務局に書類が届いたかネットで確認でき、確実に届くからです。

通常、事前審査依頼書を送ったら、7日から10日程度で事務局からメール連絡がきます
・依頼書の内容がOKだった場合は、「交付申請書を提出してください」
・依頼書の内容に不備・不足があった場合は、「書類の差し替え・不足書類の提出をしてください」

今回の審査依頼書は一回でOKが出ましたので、さっそく交付申請書を2月14日に送りました。
それとほぼ同時に、事務局から別のメールが。

「全体予算のカウントダウンが始まったから、みんな急いで交付申請書を送ってね!」

くだいて言えば、そんな内容のメールでした。
説明します。

Aさま邸の申請をはじめる時点で、テイキング・ワンの補助枠の残額金が約140万円になっていたので、Aさま邸で90万円の申請をしたら、残額は50万円程度になりました。

なので、あと1件くらいは補助金を使った改修工事を申請できるのですが、じつは申請の締め切りが2月28日までと迫っています。
さらにこの補助事業全体の国家予算というものが決まっているので、2月28日以前に全国からの交付申請応募額が予算に達した場合は、その時点で申請は締め切られます。

国の補助事業は、ほとんどこの形式になりますので、毎回、締め切りが近くなってくると、残りの予算があとどれくらいあるのか、チェックに戦々恐々となります。

長期有料住宅化リフォーム補助金の残額を確認するサイトはこちらです。

http://www.choki-r-shien.com/h28_jizen/index.html

今日は2月18日ですが、16日時点での残額が残り2.7億円と発表されています。

Aさま邸の申請書は2月16日に受理されたので、余裕で間に合いました。
「余裕で」と書いたのは強がりでして、じつは交付申請書を出す時点では、間に合うかどうか心臓ドキドキものでした。

でも、まだ2.7億も残ってますから。
これから申請しても、まだまだ間に合います!
ただしテイキング・ワンで使える補助額は50万円です。

それでも、住宅ストック循環支援事業のエコリフォーム補助金の上限額30万円に比べれば、20万円も補助額が多くなりますので、現在エコリフォームを計画中の方は、ぜひこちらの補助金申請をお申し出ください。

大急ぎで申請手続きしますよ!

補助金申請対象住宅には、耐震性についての条件があります。
・「うちの家は昭和56年6月以降に建てたよ」
 この場合は新耐震基準に適合しているとみなされ、対象となります。
・「うちの家は昭和56年5月以前に建てたけど、耐震改修工事をして耐震基準を満たしているよ」
 この場合も対象となります。

 この条件は、長期優良住宅化リフォームも住宅ストック循環支援事業のエコリフォーム補助金も同じです。

では、耐震性を確保していない住宅は?
補助金リフォームと同時に耐震改修をする場合はエコリフォーム補助金申請の対象となります。この場合、補助限度額は一戸あたり30万円から45万円と増額されます。