「プロジェクトA補助金リフォーム大作戦!」その3:インスペクションを実施しました。

今日は2月9日です。
2/9なので「肉の日」かと思いきや、今日は「漫画の日」なんだそうです。
よく考えれば、毎月29日が肉の日なので、2月9日まで肉肉言わなくてもいいじゃないかと、そういうことかもしれません。

ということで、2月2日にA様邸にインスペクションに行ってきました。

A様邸は、平成5年に新築されたのですが、どういうわけか設計図書がなにひとつ保管されていませんでした。
設計図書とは、平面図や立面図、伏図などの図面、仕様書などがそろった書類のことです。

都市部の住宅でしたら、家を建てるときの確認申請書類や検査済証、契約書などと一緒に保管されているのがほとんどなのですが、都市計画地域外の土地では確認申請をしなくていいので、設計図書がそろわないお宅もあるのはあります。

でも、平面図や仕様書がなければ、インスペクションをするときに、当社の建築士が図面をおこさなければばらないので、2倍の手間がかかります。

そういうことも含めて、いざ、インスペクション!

長期優良住宅化リフォームでインスペクションをするときは、このような書類に記録をします。
http://h28.choki-reform.com/doc/check_koubo.pdf←現況検査チェックシート

このように細かくチェックして、老朽化している部分は工事で直すか、緊急を要しない場合は「維持保全計画書」というものを作成して管理計画をたてます。

A様邸は築後24年目ということで、状態はとてもよく、外壁のひび割れなどは、ほとんど確認されませんでした。

ただ一点、床下の調査をしたところ、給水管がだいぶ錆びているのがわかったので、錆びない配管に取り換える提案をしました。

給水管などは、だいたいエルボ(直角に曲がるところ)のあたりが弱く、このあたりから先に錆びていきます。
今は錆びているだけで水漏れなども起こっていませんが、もう少し年月が経つと、この錆びた部分が腐食して、やがてピューッと水漏れを起こします。

わたしたちは、もう何軒も、そういう現場を見てきました。
・ある日突然、床下にある配管から水が勢いよく吹きあげてきたお宅
・壁の中で「シューッ」と音がして、外壁側に水が漏れだしたお宅
・ある日何気なく、外から基礎の換気口をのぞいたら、床下が池のようになっていたお宅。こちらは音がしなかったため、数か月間、なにも気づかないうちに大量の水が漏れていたようです。

みなさん、本当に青くなって電話してこられます。
まさか、こんなことになるなんてって、誰だってそう思います。

なので、当社では、錆びない給水管をおすすめしています。管は地中や基礎のモルタルに埋設することなく、いつでも簡単にメンテナンスできるように、
「ヘッダー方式」を採用します。

この画像は、くらら日記というブログで見つけました。ヘッダー方式について、とってもわかりやすい説明をされてますのでご紹介させていただきます。
くらら日記:配管はヘッダー方式 水圧一定・錆びない・漏れにくい - livedoor Blog(ブログ)